自分の人生はこのままでいいのか?「夢をかなえるゾウ(1)」水野敬也を呼んだ感想
私は全てのしがらみを捨てて、自由になった。
でもそれと引き換えに多くのものも失った。
一体何から手を付けてどうしていくのがいいのかー。
そんな時に、本棚にあった水野敬也さん監修の「賢者の書」がふと目に留まった。
これは、だいぶ昔に SCRAP×水野敬也 企画の脱出ゲームで参加賞として貰ったものだ。賢者の書の中では、「この世のすべての悩みの解決法は書籍に記されている」そんな言葉が書かれていた。
「ほう、じゃあ今の私のどうしようもない状況も、どこかに解決策があるのかしらー?」
そう思い立ち、何かの本を読んでみることにした。
「夢をかなえるゾウ」は水野敬也さん繋がりで選んだ、第一冊目の本である。
本の概要
自己啓発の様々な内容を、物語調に面白おかしく伝えてくれる本。
物語は、それなりの生活をするサラリーマンの主人公の元に、神を名乗る関西弁のゾウ(?)が現れるところから始まる。
有名な人物や言葉を用いて、実例を合わせた説明となっており子供でも読みやすい。
こんな時に読みたい一冊
- 人生が楽しくない
- なんだか今のままではいけないような気がする
- いつか○○する、と思っているが中々何もできない
- 同窓会等で久々に会った知人を見て辛くなった
- 成功したい!金持ちになりたい!モテたい!
学んだこと
得たものが多すぎて数行では表せない、そんな内容だった。
その中でも、特に自信に響いた内容は以下。
- 他人に夢を語る。他人が聞きたいと思える夢は実現も容易い。
- 夢は諦めても良いが、自分自身に何か才能があるという事は諦めてはいけない
- 自分の「これや」と思えるものを見つけるまで必死で探し続けないといけない
- お金も、名声も、地位も、全部他人がくれるもの。感謝の言葉で、足りていない自分を満たして、他人の足りない部分に何かをしてあげる。そうすれば自然と増えていく。
- 目の前にある机も椅子も、紙も電球も、全部自分を幸せにするために存在してくれている。当たり前のようにそこにあるけど、本当は有難い。世界を形作っているもの何にでもいいから感謝するを伝える。
- 努力なんてしなくて良い。やらないといけない事は何もない。誰も努力なんて強制してない。自分が幸せだと感じられればそれで良い。今のままで良い。生き方は自分で選ぶもの。
「目の前にあるもの全ては自分を幸せにするために存在している」この考え方はとても衝撃だった。傲慢で、でも素敵な考え方だと思った。
私も色々なものに感謝して生きれる人間になりたいし、人生最後の言葉は感謝の言葉でありたい。
上記以外にも、とても参考になる考え方が多々あるので、まだ読んだことが無い人は、是非騙されたと思って読んでみてほしい。
総括
様々な自己啓発本を読んだが、複数の自己啓発本を合体させたような本。
他の本では丸々一冊かけて書くような内容を、この本では1ページくらいにぎゅっと集約されている。
これ一冊で大抵の自己啓発本は読んだに等しい内容が得られると思う。
加えて物語調で書かれているため、初めての自己啓発本にはちょうど良い一冊。
個人的には本棚に生涯置いておきたいと感じた、かなり読み応えのある一冊だった。
流行りものが嫌いなため、10年ほど前に流行った時には読まなかったが、読まなかったことが悔やまれる。